この間、大学時代の知り合いに街で偶然会いました。
お互い時間があったので喫茶店で少し話をしました。
営業の途中だと言っていましたけれど、何の会社か聞いたところいろいろなものの検査する機械を作っている会社だと言っていました。
さすが理系の出身と思ってしまいました。
今扱っているのは、非破壊検査機器だと言っていました。
鋼管検査とかもやっているそうです。
非破壊検査を行う機械ということでしたが、最近テレビ番組でもたまに聞く非破壊検査という検査、どういう検査なのか聞いてみました。
普通だったら物を壊して内部を見ないと調べることができなかった検査が、X線などを使って物を壊さないで行うことができるのが非破壊検査だということです。
電化製品や自動車部品など大量に生産しているものでしたら、その中から数個を取り出して壊して中を調べるということができますが、例えば貴重なものや建物の内部の構造などになると壊して調べることができない。
そういったときに使うのが非破壊検査らしいです。
説明を聞いてても専門用語がよく出てきてわかりませんでした。
普通の人に、超音波探傷試験、放射線透過試験、サーモグラフィ試験、浸透探傷試験、渦電流探傷試験、ひずみ測定、X線コンピュータ断層撮影、磁粉探傷試験・・・の検査法と具体例を説明してもわからないと思います。
さすが元技術者、機械のこととになるとじょう舌になって話がなかなか止まらなかったです。
そんなのだから今だに独身なのではと思ってしまいました。
さすがにそんなことは言うことはできませんでしたけれど、一生懸命説明しようという気持ちは伝わってきました。
営業に行ってもあんな感じで専門用語ばっかり使って語っているかと思うと、よほど相手が非破壊検査について詳しいという場合を除いては、ちょっと引いてしまうのではと思ってしまいました。
自分では直接行うことはない非破壊検査ですが、いろいろな製品を検査するのに使用されているというので、知らないうちにいろいろお世話になっているみたいでした。